先日の新聞記事によると、認知症の行方不明者は、1万5000人(男性8000人、女性7000人)統計をとり始めてから、過去最多だそうです。
認知症高齢者の増加とともに、行方不明者も増えていますね。
地域ごとに、いろんな対策をされているようですが、横浜市港北区の南日吉商店会さんでは、スマートフォンアプリを使った見守りに取り組んでいるそうです。
使われているのは、「みまもりあい」というアプリです(一般社団法人セーフティーネットリンケージ)
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http://mimamoriai.net
入会金2000円、月額300円で利用できます。
徘徊老人の見守りアプリというと、センサーによる位置情報探索を思い浮かべますよね?
例えば、靴にセンサーを埋め込んだものとか、携帯電話を利用したものとか。
でも、これは違うんです。なんと、地域住民参加型の見守りシステム。
仕組みは、こんな感じです。
入会金2000円を払うと、個人専用のシールが、48枚もらえます。
このシールには、
・個人ID
・システムセンターの電話番号(フリーダイヤル)
の二つが書かれています。
このシールを、高齢者の服や持ち物にペタペタ貼っておきます(または縫い付けておく)
これ、センサーじゃなくて、ただのシールです。笑
なので、利用料は格安の月額300円です。
一方、地域の協力者は、スマホに「みまもりあい」のアプリをダウンンロードしておきます。
そうすると、家族から捜索願が出たときに、高齢者の背格好や着ている服の特徴などが、アプリに届きます。
お知らせがくる距離は、介護者の居場所から20キロくらいだそうです。
20キロも離れていると、とうてい捜索に協力できませんが、スマホの位置情報と家族のSOS情報を照らし合わせて、
「500m以内の介護者から捜索協力依頼が発信されました」
というようにアプリに表示されるので、
「ん?この近所で迷子になってる?」とわかり、協力しやすいですね。
アプリを入れたスマホに「捜索依頼」がきたら、付近の捜索をして、シールを貼っている高齢者をみつけて、0120番号(フリーダイヤル)に電話をする!まさに、地域密着!! 住民参加型!
「そんな回りくどいことしなくても、服に名前と電話番号を書いとけばいいじゃない。」
と思うかもしれませんが、探される方も、捜す方も、お互いに電話番号を開示しなくてすむというのが、”ウリ”なんだそうです。
いやー・・・、なんとも、難しい時代ですね・・・・。
さて、私も、さっそく登録しました!
誰でもできる、ボランティアです( ´ ▽ ` )
アプリをダウンロードしてから、まだ一度も「出動」してませんが、やる気満々( ´ ▽ ` )
私みたいな個人の参加もアリですが、南日吉商店会さんのように、大勢で、地域で、見守りをするのは効果的ですね。
認知症の高齢者が電車に乗ったりして遠くまでいってしまう前に発見できるのが一番です!!
サービスエリアは、少しずつ拡大しているみたいです。今後の広がりに期待したいです。
費用も安くすむし、センサーではないので、電池切れの心配もないです。
なんといっても、”地域で見守る”というのが、すごくいい!
「みまもりあい」のサイトの中に、説明の動画があります。
動画だと、コンセプトがわかりやすいですし、なにより、手作り感満載で、見ていてほっこりします( ´ ▽ ` )
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認知症の高齢者を抱えるご家族にとっては、ほんとうに大事な問題ですね。
人ごとではありません!!
実は、私の母も、行方不明になって捜索願を出したことがあります(T . T)
しかも、東京で!!
次回は、その時のことを書きますね(^ ^)
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http://care-meets.com
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