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義母の外来受診の付き添い。「アンタにお母さんと呼ばれる筋合いはない!」と怒鳴られながらやってます(^◇^;)

特養入所中の義母の外来通院。
毎回、家族で付き添いをしています。
嫁の私もかならず同行。
先日は、義母が不穏で大荒れでした。

外来受診に家族が付き添うことになった経緯は、
前回のブログに書いた通りです。

こちら

特養に入所している高齢者の外来通院の付添い。特養との役割分担について。

今回はその続きです。

▶︎朝から不機嫌!外来受診は、暴言・暴力・介護拒否のオンパレード

前回のブログで書いた通り、

義母を連れて行けるリウマチ科を探し、
初診を無事終了して、ほっとした我が家ですが、

2回目の受診は、まさかの大荒れでした。

その日も、
義母の受診に付き添うために、
朝7時に車で横浜を出発。

9時に埼玉のクリニックに到着しました。
予約時間は9時20分です。

受付のスタッフに
「できるだけ待ち時間を短くしたい」
と根回し。
準備万端で義母が到着するのを待っていました。

ところが、特養の車がなかなか現れません。

しばらくすると、
「朝から機嫌が悪くて準備に手間取りました。到着が遅れます」
と携帯に連絡が…。

「機嫌が悪く・・・・???」

なんだか怪しいムードです。

かなり遅れて
義母を乗せた車が到着。
ひと目みて、納得しました。

機嫌が悪いどころの話ではありません。

ものすごい不穏状態になっています。

抵抗がひどくて、
そもそも車から降ろすこともできません。

この時点で、
連れてきてくれた特養のスタッフさんは疲労困憊です。

凍えそうな寒さの中、
駐車場ですったもんだ。

あの手この手でなんとか義母を車いすに乗せ、
クリニックの玄関を入ったのは、
予約時間から40分ほど経った後です。

義母がずっと悪態をつきながら
キックやパンチを繰り返すので、
待合室に居合わせた患者さんは、
みんな凍りついています。

おかげで、
すぐに診察室に呼ばれました。
(単に順番が来ただけかもですが…)

診察室内でも、
暴れて抵抗し、車いすからズリズリとズリ落ちて抵抗します。

転倒させないように支えているヨメの私にも、
終始キックとパンチが飛んできます(^◇^;)

しかも、
「アンタにお母さんと呼ばれる筋合いはない!触らないでっ!」
などど怒鳴りながら…(^◇^;)

医師に
「本当は採血をしたいんですが、今日は…無理ですよね?」

と聞かれました。

もちろん、

「無理です!!!」

と即答しました。

こんな状態で、採血なんてできるわけがありません。

ここまでの興奮状態になっていると、
声かけだけで落ち着かせるのは不可能です。

ベテランの精神科医でも、おそらく無理でしょう。

▶︎特養に帰り着くまで大暴れがつづく

その日は、
特養に帰り着くまで、義母の大暴れは続きました。

「車なんか乗らないって言ってるでしょっ!」
と抵抗したかと思うと、
「特養に帰る!」と騒ぎ出す。
混乱状態です。

駐車場で30分以上もすったもんだした挙句、
長男が義母を抱きかかえるようにして後部座席に同乗し、
なんとか特養に帰りつきました。

ノロノロと進む特養の車の後を、私の車がついていきます。
(ノロノロ運転のワケは、後ほど)

特養に到着すると、
今までの騒ぎが嘘のように、
義母はおとなしく自分のベットに横になり、
目をつぶったかと思うと、
石のように沈黙してしまいました。

不動状態。
問いかけにも、まったく無反応です。

体力も精神もかなり消耗したのだと思います。

お疲れまでした…。

▶︎環境の変化を極度に不安がる。不穏の原因は不安?

同行してくれた特養のスタッフさんによると、

今朝、
外来受診だと伝えてから不機嫌になり、
体温測定も血圧測定も全て拒否。

そこから、不穏と興奮状態が始まったそうです。

特養に帰り着いた途端に、
ウソのようにおとなしくなった事を考えると、
不穏の大きな原因は、
やはり環境の変化による不安だったのかもしれません。

そうなると、
ひょっとして、
今後の通院も、難しいのかもしれません(^◇^;)

精神症状にも波があるので、
せめて次回は少しおちついていると良いなぁ…。

ずっと採血もできないようでは、
リウマチ科の先生も困ってしまいます。

さて、これからどうなるやら…。

▶︎頭でわかっていてもムカついてしまう?家族のストレスマネジメントとは

暴れる義母を、
後部座席でずっと抱きかかえていた長男(私の夫)は、
特養を出たときには、
げっそりと疲れて果てていました。

「ほんと疲れたぁ・・・。疲れすぎてお腹すいた・・・。』と。

朝の7時に横浜をでて、今はもうお昼です。
そりゃあ、お腹もすきますし、疲れます。

きけば、
車が動き出してからも、
義母が手を伸ばして車のドアをあけようとするので、
一瞬も気を抜けなかったとのこと。
しかも、暴れながら・・・・。

なるほど、ノロノロ運転なワケです。

ドアの鍵の開け方は理解できている。
でも、
走っている車のドアを開けるのがどんなに危険かについては理解できない?

認知症の症状って、難しいですね。

そう、症状なのです。
義母が悪いのではなく、症状なのです。

そう捉えるほうが、家族もラクです。

うまく受け流す。
症状は症状として捉える。
ストレスをためない。

です。

家族だって、
できるだけ、ストレスを吐き出したほうがいいのです。

そう思い、
車のなかでの義母とのバトルについて、
実際の様子をきいてみました。

夫「(義母に)アンタにお母さんって呼ばれる筋合いはない!っていわれた(^◇^;)」

私「うっそー!息子なのに?? 笑。 で、なんて答えたの?」

夫「はい、わかりました、Y子さん。って答えた」

私「そしたらどんな反応だった?」

夫「そこは、スルーだった」

二人で笑いました。

対応が正しかったかどうかなんて、
この際わきにおいて、
とりあえず、
二人で笑いあいました。

そうでもしないと、続けていけません。
そう思いませんか?

認知症の知識を身につけて、
正しい対応方法を学ぶのは大事だけれど、

家族のストレスマネジメントだって大事です。

どんなに憂鬱でも、
次の受診日がきたら、
また付添いをしなくてはなりません。

家族をやめるわけにもいきません。

ひとしきり笑って、愚痴を吐き出して、
疲れが癒えたら、
また、考えればいいのです。

▶︎さて、これからどうなるのか?

今回、新たに懸念事項がでてきました。

①今後もずっと採血ができない場合のリウマチ治療について
②精神症状の悪化によりさらに介護抵抗が強くなった場合について
③不穏行動により義母が骨折するリスク(義母は極度の骨粗しょう症です)

ざっとこんな感じです。

心構えは大事です。
知識と情報を仕入れて、対策を講じることも大事です。

でも、
私は、思うんです。

あまり先を心配しすぎても、仕方ありません。
疲れ果ててしまいます。

どんなに先読みしても、
未来をコントロールすることはできないからです。

一見、矛盾しているメッセージに聞こえるかもしれませんが、
17年間の遠距離介護を乗り切ってきた私の気持ちです。

なるようにしかなりません。

今の我が家はこんな感じです。

それでも、へこたれず皆さんにメッセージを送りますね!

大丈夫!なんとかなりますo(^▽^)o

一緒に頑張りましょう!!

遠距離介護のケアミーツ Chie
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ちえさん
遠距離介護のケアミーツ代表